【二重人格的,魔族の王,流血,冷酷,総受,恋愛要素少】

各話 あらすじ 人物紹介


長い間、魔国を支配してきた男はおよそ魔族とは思えない柔らかな雰囲気を持つ男だった。人間に好かれ、人と平等の世界を作ろうとした彼は身内に敵も多く、常に裏切りと隣り合わせにいた。
もっとも彼はその事を気に病んではいない。むしろ待ち望んでさえいた。
大きな変化を。
基本紹介
  • セイン(主人公)
  • 魔族の王。茶髪に茶色の目で見た目は普通の青年。時代によって見た目の年齢が異なったりする。
    胸の内には熱い想いを抱いていたりするが、いつも余裕の笑みを浮かべている為それを悟らせない所がある。
  • ランゼット
  • セインを信望する魔族の一人。長い黒髪に黒目で、一見暗い雰囲気を持つ男。常に冷静沈着で大きな鳥の姿に変わる。移動能力に長け、セインの足としてよく利用される。またセインを親愛している為、セインの行動に対し苦言を洩らす事も多い。
  • ギザ
  • 元々は旧王の墓場にいる小さな獣だった。赤い髪に赤い目、側頭部に二本の角を持つ。身体からはふさふさした毛が生え半獣のような外見。セインを主として大事に思っている。またセインの血に対し、唯一抗体を持っている魔族でもある。
  • ギーンズ
  • セインに拾われた魔族。戦闘能力に長けており、武術や剣を使った接近戦を好む。セインに対し複雑な想いを抱いており、ついには自身の手でセインを殺してしまう。
  • ヒカリ
  • 100年に一度現れると言われる『光の使者』。どんな魔の力も無にしてしまう絶対の力の持ち主で人々の願いが生み出す存在である。年々力が強まっており、セインに対しても触れるだけで影響を与えるほど強くなっている。
  • 光の王国
  • 常に魔国の対極として位置する聖なる国。緑が豊かで水に溢れとても美しい国である反面、不正や堕落は許さず、時として他国に介入する程の権力と軍力を誇る強大国でもある。
    ホレトス教を信仰し聖者と呼ばれる特殊な能力を持つ者たちが数多くいる。ホレトス教の信者は大陸各地に存在し、万人の基本理念といってもいいほど浸透している。
創生編
  • ゼン
  • ギギナ王に対する反対勢力の主導者で、ギギナ国の王子。父親亡き後、若き王となった。セインをよく理解する人間の一人。涙もろい。
  • ジャネット
  • ゼンの正妻。南の国から嫁いだ女性。芯が強く心優しい。セインに対しても普通に接しようと努力している。
  • ニィーダ
  • ゼンの古き友人兼側近。筋肉隆々で武骨な男。飄々とした性格で、ゼンとセインの関係に困惑しつつも、何だかんだセインのことは認めている。
  • ジクラス
  • ゼンの古き友人兼側近。優男風。こちらもなんだかんだゼンとセインを認めてる。
  • イリアス
  • リーン国の王。厳格な空気を持つどっしりとした男。セインと停戦条約を結んだ。
  • モノイ
  • リーン国で出会った聖者。
  • ジャラディオ
  • リーン国でも1,2を争う屈強な兵。普段は国境付近の隊を仕切っている。
  • リガート
  • リーン国でセインの身の回りを世話していた寡黙な男。
  • ユーリア
  • 魔族に襲われていた女性。セインを何故か熱愛。
  • ライ
  • 青い中型の鳥。
帝国編
  • ゼシュー
  • 凶暴な性格で喧嘩早い。セインを嫌っているが同盟関係にあるため従っている。炎を扱う。
  • ラス
  • 冷静沈着で丁寧で大人しそうな見かけの魔族。ゼシューとは古くからの付き合い。一定範囲の探知能力を持つ。また嗅覚が鋭い。
  • ヨイル
  • 軽い性格で物事を気にしない。空間認識阻害の能力を持ち、姿を消すことが出来る。セインを好きだが、セインを殺すことには何も感じていない
  • イータス
  • 影の薄い魔族。いつの間にか居着いていた。ギーンズを信望。セインに関しては何の感情も抱いていない。
  • リリナ
  • 真紅の髪に瞳で魔国一の美女と言われてもおかしくないほどの美貌の持ち主。セインの友人。
人間編
  • ヴォルディオ
  • ギギナ現王。セインを大切に思っている。
  • ナイン
  • 魔国討伐の道中で出会った男。
  • リィネ
  • 魔国討伐の道中で出会った女性。セインに何かとちょっかいを出してくる。
  • ラックス
  • 魔国討伐の道中で出会った男。
  • ザクドル
  • カナールド国現王。どこまでも真っすぐな性格で、間違った事は許せない性質。
  • リリアン
  • 魔国討伐のため光の王国から派遣された聖者。温厚で柔軟な思考の持ち主。
  • イサック
  • 魔国討伐のため光の王国から派遣された聖者。強硬派で0か1かしかない。
  • ジリア
  • 小型の青い鳥。セインに振り回されている。非常にか弱い。